竹中システム機器(京都市山科区大塚野溝町86―66、TEL075―593―9300、北川博司社長)は、撮像素子にCMOSセンサを搭載した、産業用デジタルラインスキャンカメラ「型式TL―4096ACL/TL―2048ACL/同ACLC」=写真=を発売した。オープン価格。年間販売目標は各機種500台以上。
TL―4096ACLは、画素数4096/データレート400MHz、TL―2048ACL/同ACLCは、画素数2048/データレート200MHzという高感度、高S/Nの画像を実現している。画素サイズは7μm×7μmで高精細。スキャンレートは、80kHzの高速動作を実現。水平、垂直ビニング機能により約4倍の感度アップが可能である。
Camera Link(Full Medium Base Configuration)仕様で、50/85MHzのクロックレートが選択でき、システムに合わせ豊富な組み合わせが可能。
DC12V単一電源で動作し低消費電力を実現。独自の回路設計、機構設計により小型・軽量化を図った。
暗電流補正回路を内蔵しており、周囲温度変化に対し、ビデオ信号が安定して得られる。通信でゲイン、オフセットの調整が容易に変更可能。
高速の処理が求められるシート状検査機器入力や画像処理用入力、外観検査機器用途、そのほかコンピュータと接続して行う画像処理一般の用途に適している。