オムロンは、幅広い使用周囲温度に対応するスイッチング・パワーサプライとして、単相100V~240V入力タイプ「形S8VK―G」(標準価格6700~4万5500円)、3相380V~480V入力タイプ「形S8VK―T」(同1万5700~6万1500円)、冗長運転ユニット「形S8VK―R」(同5800~9100円)を発売した。
形S8VKシリーズは、2013年に欧州で発売し、幅広い温度環境に対応するスイッチング・パワーサプライとして好評を得ている。今回、グローバルスタンダード電源として日本で発売することにした。
寒暖の激しい屋外や、高温となる制御盤内でも安心して使用できるよう、パワーサプライのディレーティング特性を強化したことで、-40℃~+70℃という幅広い使用周囲温度を実現した。
独自の熱シミュレーション技術により、同社従来品(60Wタイプ)に比べ正面幅を8ミリスリム化し、限られたスペースでも取り付けできるコンパクトボディで、装置や制御盤の小型化に貢献する。
装置のグローバル化に伴う入力電圧仕様への要求に対応し、AC400V入力タイプを960Wまでラインアップ。
さらに従来、ユーザー側で製作していた予備電源をバックアップする冗長化回路を実現して、より信頼性の高いシステム構築をサポート。海外規格は、UL/CSA/CE/ANSI/ロイドスタンダードを取得して、グローバルで安心して使用できる。
容量は、単相15W~480W/3相120W~960W。入力電圧S8VK―GがAC100―240V、S8VK―TがAC380V―480V。出力電圧単相5V/12V/24V/48V、3相24V。ピーク電流機能120%。