パトライト 台湾に販売子会社 年間売上げ10億円目指す

パトライト(大阪市中央区本町4―4―25、TEL06―7711―8950、山本節次郎社長)は、アジア地区での営業の強化・拡大の一環として、4月中旬に台湾・台北市に販売子会社「パトライト台湾」(山本節次郎董事長、山口宏昭総経理)を設立し、5年以内に台湾でのトップシェアを獲得するとともに、年間売上高10億円を目指す。

同社は昨年、台湾駐在員事務所を開設し、市場調査を中心に行っていた。主な販売製品は、積層表示灯や回転灯など光や音のシグナリング機器を中心に、自動車に搭載する回転灯以外の同社の製品すべてが対象。販売先は、現地に拠点を置く半導体・液晶関係のエンドユーザーや、工作機械関係などが中心となる。

これまでは、日本から代理店経由で台湾に販売を行っていた。販社の設立に伴い、現地の代理店の数も4社から12社に増やし、5年以内に10億円の売り上げを目指す。

現在、台湾でのトップの競合メーカーは、約30%のシェアを持っており、同社では30%のシェア獲得を最初の目標とし、将来的にトップシェア獲得を目指す。

台湾での販社設立により、同社の海外における販売拠点は米国、シンガポール、中国、ドイツ、韓国と合わせ6カ所となる。

現在、海外事業の売上高は20億円で、このうち台湾での売り上げは約5億円。同社では、17年度に海外事業の売り上げを30億円まで引き上げる計画で、台湾市場開拓に大きく期待している。

4月1日から営業と開発機能を一体化させた事業部制を発足させ、各事業部に権限の委譲と採算管理の徹底化を進めていることから、海外事業についてはローカルニーズに対応するよう、ローカライズ製品の開発・発売を加速させている。台湾では、ミドルエンド・クラスの製品を中心に、市場のニーズに合ったスペックの製品を投入する。

サービス、サポートでも、これまで受注を受けてから納品するまで10日前後かかっていたが、今後は1日から2日での納品が可能になる。

顧客からの問い合わせも、現地社員を採用し、中国語での対応が可能となっている。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG