世界最小サイズトランジスタ ロームが開発

ロームは、スマートフォンやウェアラブル機器など小型・薄型化、高機能化が進む電子機器向けに、幅0・6ミリ×奥行き0・4ミリ×高さ0・36ミリという世界最小サイズのトランジスタ「VML0604」=写真=を開発、6月から月産1000万個体制で量産を開始する。サンプル価格は1個80円。

VML0604は、内部構造の最適化と高精度パッケージ加工技術により、これまでの最小トランジスタパッケージに比べ、実装面積を50%低減、世界最小サイズのトランジスタパッケージを実現した。トランジスタの小型化に伴い基板への実装が難しくなるが、VML0604は、端子間隔0・2ミリを確保し良好な実装性を維持する。

さらに、素子が小さくなるとオン抵抗が高くなり、小信号トランジスタの性能を維持することが困難だったが、新製品は素子に新プロセスを採用し、耐圧30V仕様の超小型トランジスタでは、世界最高の低オン抵抗0・25Ω(VGS=4・5V時)を達成した。

従来より高い耐圧でも低オン抵抗を維持できるので、同社では新たに耐圧40~60V製品を追加し、ラインアップを拡充した。今年6月から月産1000万個体制で量産を開始する予定。

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