安川電機は、空圧機器の電動化を狙いに従来のACサーボドライブに比べ、性能・機能の絞り込むことで低コストを実現した「Σ―Sシリーズ」の販売を開始した。価格はオープンで、2015年度1万2000台の販売を計画。
新製品は、ACサーボドライブから空圧機器の置換えに必要な性能・機能の絞り込みを行いながら電動化によって空圧機器やステッピングモータに比べ大幅な省エネを実現している。
また、磁気式エンコーダの採用などで、従来のACサーボドライブに比べ低コスト化を図っている。
さらに、試運転からサーボ調整、プログラミングまでが同社の無償エンジニアリングツールの「SigmaWin+」で簡単にセットアップできる。
サーボモータは、フランジサイズで25と40ミリ角が完備し、サーボパックは基板(80×123ミリ)で提供することで、ユーザーの小型化や設置自由度の向上などのニーズに対応している。
工場内の搬送装置などによく使われている空圧機器は、ローコストな位置決め機器として広く使用されているが、多くのエネルギーを熱として排出しており、電動化による省エネが求められている。同社は従来のACサーボドライブの空圧機器の置換えに必要な性能・機能の絞り込みを行うことで、低コストと省エネ化を実現した。