IDECは、業界最小サイズで多数台連携対応の単独運転防止機能を搭載した、太陽光発電用パワーコンディショナ定格電力4・2kWタイプ「PJ1A―A421」、同5・9kWタイプ「PJ1A―A591」を発売した。
4・2kWタイプは、W420×H280×D127ミリで設置面はA3サイズと同等であり、4kWクラスのパワコンでは業界最小サイズを実現。5・9kWタイプは、W525×H280×D183ミリで、同等クラスのパワコンで最小設置面積を実現。
左右密着取り付けが可能。設置の際、側面部の空きスペースが不要で狭い場所への取り付けが可能。両タイプを同時使用する場合でも、同一高さなので密着取り付けができ、設置壁面がすっきりする。一つの配線引出孔で最大3台までの直接配線が可能。
5・9kWタイプは、周囲温度45℃までフル出力継続を実現。夏場でも余裕のある発電力で経済的メリットが大きい。さらに同タイプは、大容量の自力運転出力機能を2系統用意。各自立運転出力はAC100V/15Aで、2口同時使用で最大29・5A出力を実現。災害などによる停電時でも電力の供給が可能。
片側を蓄電池の充電、片側を家電製品用に使用でき、発電電力を無駄なく効率的に使用できる。4・2kWタイプは15A1口搭載。
最大420Vまでの高電圧に対応。接続できる太陽電池モジュールの種類や、ストリング当たりの直列枚数追加が可能。
多数台連携で停電などが発生した場合でも相互干渉せず、確実に運転を停止する機能を搭載し、複数台連携試験が不要。JETの新しい試験基準に合格しており、電力会社とスムーズに連携協議できる。
また、2017年に規格化予定である大停電を回避するために電力系統全の電圧・周波数を維持し、パワコンの運転継続を要求する「事故時運転継続(FRT)要件」に対応。電力系統の安全に貢献する。