フィボックス、耐衝撃テストIK10に準拠。ポリカーボネート製多機能保護ボックス発売

フィボックス日本(大阪市中央区南船場2―1―10、TEL06―4963―3752)は、衝撃テストIK10に準拠し、過酷な環境に適したグラスファイバー入りポリカーボネート(PC)製の多機能保護ボックス「NEW ARCA(ニュー・アルカ)」を発売した。

NEW ARCAは、グラスファイバー入りPC製のインナーヒンジ型多機能エンクロージャー(保護ボックス)。盤内部品組込みや取り付けが容易で、トータルコストの削減に繋がる。

耐衝撃性は、欧州規格(CE)EN62208である、電子機器筐体の外部からの衝撃に対する保護等級IKコード10に準拠する。IK10は、IKコードの一番上の等級で、40センチの高さから落ちる5キログラムの衝撃に耐えるものである。

PC製なので、丈夫で腐食せず、汎用工具で加工できる。耐候性はUL508で紫外線に強くメンテナンスが楽である。IPの保護等級は66で防水性と防塵性に優れ、難燃性(UL94―5V)にも優れる。さらに、二重絶縁で安全性が高く鉄製と比べ軽量である。

扉は120度の開閉で、縦と横の開閉タイプがあり、内扉にはスタッドを配置し、ストッパーの取り付けが可能。インナーヒンジは取り付けが容易(特許申請中)で、ガスケットはポリウレタン製でシール性が高い。水溜り防止設計である。サイズは、300ミリ×200ミリ×150ミリから800ミリ×600ミリ×300ミリと豊富。

すでに、太陽光発電の接続箱などに採用されており、樹脂製であることから塩害地区での使用にも適している。

同社は、フィンランドに本社を置く樹脂製エンクロージャーのトップメーカー。韓国の仁川など世界5カ国に最新鋭の工場があり、1000種類以上の樹脂性エンクロージャーを提供している。1990年から日本で販売を開始しており、2011年には日本事務所を設立し、本格的な販売を行なっている。

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