昭電(東京都墨田区太平4ー3ー8、TEL03ー3518ー8373、太田光昭社長)は、PV(太陽光発電)所の防災・防犯などの展示場として「BCP対策のモデルパーク」を同社成田工場(千葉県香取市桐谷808)内に設置し、5月19日から公開を始めた。
2012年7月からスタートした「PVの固定価格買い取り制度」により、産業用のPV市場が急速に拡大しているが、その一方で、雷・地震などの災害や不審者の侵入防止など、安定した発電事業には様々なリスクに対応する必要がある。
同社は総合安全対策企業として、50年におよぶ豊富なテクノロジーと工事実績、最新鋭の試験設備により開発した安全性の高い製品やシステムをPV向けソリューションとして提案しているが、PVを実際の設備を使ってわかりやすく説明し理解を深めてもらうためにモデルパークを建設したもの。
主な展示品はパワーコンディショナー(PCS)や気象観測装置を保護する「各種雷害対策製品」、PCSや付帯設備を地震から守る「免震装置」、防犯面を強化した「侵入監視ソリューション」、その他信頼性・機能性の高い「接続箱」、「PV用多用途シェルタ」などを実際に稼働展示している。見学は完全予約制で、同社の担当営業か、ホームページからの申し込みが必要。
モデルパークの概要は次の通り。
▽発電容量‥104・4kW(太陽光パネル容量290W/枚)
▽太陽光パネル枚数‥360枚
▽年間発電量‥約10万kWh(一般家庭17・5軒分に相当)
▽敷地面積‥約1900平方メートル。