オムロンは、スマート接触センサ「E9NC―Tシリーズ」に、PLCなどへ簡単・高速にデータ転送が行えるアンプユニット(通信タイプ)「形E9NC―TA0」=写真=を発売した。標準価格は1万8500円。
同社のE9NC―Tシリーズは、センサヘッドとアンプユニットで構成する高精度接触式センサ。製品の形状検査、公差・圧入量の確認などの分野で使用されている。E9NC―TA0は、産業用高速ネットワークEtherCATを経由することで、計測した0・1μmの高精度データをデジタルデータのまま高精度でデータ転送することが可能である。
同社のコントローラSysmac
NJシリーズ専用のオートメーションソフトウェア「Sysmac
Studio」のファンクションブロックを利用することで、最大値/最小値のほか、製品の反り/ねじれ/厚みの測定など、8種類の複雑な演算がプログラムレスで簡単に行える。
また、同社のタッチパネル方式のプログラマブルターミナル「NSシリーズ」のサンプル画面を使用することで、設定の変更や段取り替え、予防保全に向けたシステム構築が容易である。
アンプユニットは、センサ通信ユニットにワンタッチで接続でき、最大30台のアンプユニットが接続可能。さらに、従来のアナログ出力タイプに比べ省配線のため配線工数が削減できる。消費電力は、電源電圧24V時通常モードで、2・04mW以下。
主な機能は、出力モード選択、プリセット、エコモード設定、バンク切り替え設定、原点使用設定、ディレクション設定、出力設定など。