安川電機は、産業用ロボット「MOTOMAN」専用の2Dビジョンパッケージ「MotoSight2D」を、7月25日から販売開始する。価格はオープンで、年間500台の販売を計画している。
ロボットと2Dビジョンを組み合わせたシステムは、自動車や食品、電気・電子業界などで、部品の位置補正や検査用途で幅広く使用されている。
新システムは、従来の2Dビジョンシステムで必要であったビジョン専用のペンダントやパソコンなしで、設定や画像確認などを標準のロボット用ペンダントですべての設定が行えるようになっており、ユーザー側では効率的に設定作業を行うことができる。
しかも、専用機器が不要になることで、従来のビジョンシステムと比べて省スペースを実現でき、ロボットの制御盤内に2Dビジョン用の周辺機器を収納していることで、配線作業も制御盤の側面にコネクタを接続するだけで完了するなど、煩わしい配線作業が不要で簡単にシステムを構築することが可能。
機種ラインアップは、処理能力、解像度の違いによりスタンダードモデル、高スペックモデル、超高スペックモデルの3タイプから用途に応じて選択ができる。
そのほか、ロボット技術で豊富な実績を有する同社のトータルサポートにより、安心して使用できる。
主な用途は、製品の組み立て、ハンドリングなど。