鉛フリーはんだの日本スペリア社は、幅広い条件下で使用できる汎用鉛フリーソルダペースト「SN100C P506 D4」を発売した。
ソルダペーストは、微細なはんだ粉末をフラックスで混練したもので、クリームはんだ、軟ろうとも呼ばれ、SMTに欠かせない材料の一つ。450度未満の低い融点を持つ。
SN100C P506 D4は、錫―銅―ニッケル―ゲルマニウム組成の鉛フリーソルダペースト。幅広い条件下で使用・保管が可能である。
融点は227度で、従来の錫―銀―銅はんだと同等の温度プロファイルで使用できる。
サイドボールは、従来製品に比べ発生を60%低減し、ぬれ上がりが良好である。
粘度変化を大幅に抑えることで、ペーストの保管条件を緩和。繰り返し印刷時の経時変化が少なく、安定性に優れ、繰り返し印刷に適する。
同社では、鉛フリーソルダペーストとして、汎用タイプのほか、チップ部品対応の高信頼性タイプ、ボイドの発生を抑制したパワー半導体用、はんだの腐食によるウィスカを抑制した活性力向上タイプなどをラインアップしている。
(http://www.nihonsuperior.co.jp/)