安川電機は、医療・福祉介護分野をはじめ、人と共存し、人をアシストしたり、身近で働くロボットの開発と事業拡大に向けて、9月21日付で技術開発本部内に「ロボティクスヒューマンアシスト事業推進室」を設ける。モーションコントロール事業部内にあるヒューマンアシスト事業推進チームと、技術開発本部内にあるスマートロボティクスセンタを一体化するもの。
同社は、創立100周年にあたる「2015年ビジョン」のひとつとして、先進国の少子高齢化など社会問題の課題解決に向けて、産業用ロボットを中核としながらより人に近い分野での人と共存するロボット市場の創造を目指して、ロボティクスヒューマンアシスト事業の展開に取り組んでいる。
ここでは、自律多機能ロボットや自走搬送ロボット・自走案内ロボット、多能工サービスロボットなどの開発と実用化を目指している。
医療・福祉介護分野では、下肢用リハビリ装置や歩行アシスト装置、介護ベッドと車イス間の移動を容易にする移乗アシスト装置などを実用化し、人と共存するロボット市場の創造を進めている。歩行アシスト装置では、研究会を発足させて、国内での臨床応用研究を進め、15年に本格販売を行う。
なお、関連人事は次の通り。
▽人材多様性推進室長
代表取締役会長兼社長、人づくり推進担当、マーケティング本部長津田純嗣▽技術開発本部ロボティクスヒューマンアシスト事業推進室長
取締役常務執行役員、技術開発本部長小笠原浩▽東京支社渉外担当(技術開発本部スマートロボティクスセンタ長)常務理事宮沢和男▽ロボット事業部ロボット技術部長(ロボット事業部ロボット基幹技術部長)理事松尾健治▽人材多様性推進室副室長(人事総務部法務グループ法務担当)吉浦初音▽技術開発本部開発研究所つくば研究所副所長(技術開発本部スマートロボティクスセンタ企画マーケティングチームリーダ)冨田浩治▽ロボット事業部ロボット基幹技術部長(ロボット事業部ロボット技術部長)埴谷和弘。