デジタル(大阪市中央区北浜4―4―9、TEL06―6208―3133、安村義彦社長)は、表示器と制御機器との接続設定を簡単に選定できるウェブアプリケーション「Pro―face Device Configurator(プロフェイス・デバイス・コンフィグレーター)」の無償提供を開始した。
従来、表示器と制御機器を接続する場合、双方のマニュアルを参照する必要があり、接続情報を確認するために手間や時間を必要としていた。ウェブアプリケーションは、デジタル製表示器と各社の制御機器の接続内容を確認し、通信接続設定などを支援する。
ユーザーが使用する表示器、制御機器、通信方式、ケーブル(結線)、USB機器を、同社ウェブサイト上のウェブアプリケーションのプルダウンリストから選択して、その内容を反映し、同社の画面作成&ロジックプログラムソフトウェア「GP―ProEX」を起動することができる。
リストから選択した機器について、ウェブ上の構成図で確認することができ、GP―ProEX上で接続に関する各種設定時間を大幅に短縮することができる。また、周辺機器など新製品の情報も確認できる。
これまで、同社のお客様センターへの問い合わせ内容のうち、機器接続設定に関する問い合わせが15%を占めていた。
同社では、煩雑な産業機器の接続設定に関して「より効率的な開発設計を行いたい」というユーザーの要望を受け開発したもの。
6月末からの公開約1カ月間で、従来同社が確認用として公開していた接続機器のページと比べ、約2倍のアクセス件数に達しており、好評を得ている。