安川電機は、脊髄損傷患者向け歩行アシスト装置「ReWalk」の2015年の本格販売開始に向けて、「ReWalk研究会」を発足させた。
研究会は、国内でのReWalkの臨床応用・研究を促進し、病院および施設、個人での使用に向けた安全性確保と使用効果の最大化を目的としている(世話人・産業医科大学リハビリテーション医学講座・和田太准教授)。
ReWalkは14年6月に、歩行アシスト装置としては初めて、米国食品医薬局(FDA)の個人向け機器許可を取得。個人での購入が可能になり、国内においても、個人向け販売に向けて、医療機関との協力関係ならびにトレーニング施設などの準備を進めている。
Rewalkは、アルゴメディカルテクノロジーズ社(イスラエル)により開発・製造・販売され、欧米では既に使用されている。
安川電機は、同社との提携で、日本、アジア(中国、台湾、韓国、シンガポール、タイ)における独占販売権を取得しており、技術協力による製品改良や新製品の共同開発も行っていく。