オムロンは、中国での電子・自動車業界向け、スマートフォン関連で主力の制御機器事業(IAB)が好調に推移して、2015年3月期第1四半期(4~6月)の売上高が過去最高の782億円(前年同期比17・2%増)となった。
特にスマートフォン分野では、大手ユーザーにおける製造ラインの検査装置などを中心に、センサやコントローラが大きく伸長しているほか、バックライトがスマートフォン向けを中心に拡大しており、今後、国内や中国において成型機などの設備投資を行い、売上高1000億円規模の事業に拡大させていく方針。
IABの第1四半期は、国内が自動車・電子部品関連事業を中心に好調で、海外も中国での電子・自動車業界向け、スマートフォン向けが拡大した。米国では、オイル/ガス関連事業での需要が堅調で、欧州も緩やかな市況回復に支えられた。
第2四半期もIABを中心に全セグメントにおいて好調に推移するものと予想して、第2四半期の連結業績予想を上方修正した。