日立産機システム(東京都千代田区神田練塀町3、TEL03―4345―6072、青木優和社長)は、レアアースを用いない産業用の超高効率永久磁石型同期モーター「アモルファスPMモーター」を2015年1月から販売を開始する。
新製品はモーターの心臓部である鉄心にアモルファス金属を使用し、鉄心の損失を低減する「積層型鉄心構造」を採用するとともに、ダブルロータ型アキシャルギャップモーター構造を適用することで、IECのモーターのエネルギー効率ガイドラインであるIE4レベルをクリアし、より高効率で省エネに貢献する。
また、誘導モーターと取り付けサイズ互換で、容量も3・7kW~11kWのシリーズをそろえて、誘導モーターからの置き換えニーズにも対応している。
さらに、薄型の設計構造となったことから機器・装置の小型化にもつながる。
同社は、IECの国際高効率規格であるIE5レベルを達成したアモルファスモーターの製品化技術を確立したことをすでに発表しているが、これに先駆けてIE4レベルのアモルファスモーターを発売していく。
組み合わせインバータは、日立の「WJ200シリーズ」。