スワロー電機(大阪市東住吉区桑津2―6―32、TEL06―6714―0431、河原実社長)は、1台で2人同時に溶接作業ができる「高性能インバーター直流溶接機
SAシリーズ」(特許出願中)を発売した。同社では、機械商社や制御機器商社、電材商社、溶接機器ルートなどを中心に、年間1200台の販売計画を立てている。
新製品は、複数の出力端子と操作部を備えることで、1台で2人の作業員が同時に溶接作業を行うことを可能にした。
通常の溶接機は、使用する台数分の電源を用意する必要があるが、新製品は入力電源が1台分で済むように設計しており、複数の溶接機と同等の機能を持たせ、電源コードと電源アースが共用できる。
また、インバーター制御のため安定したアークが得られる上、電撃防止機能を内蔵しており、高所や狭所でも安心して使用できる。
さらに、交流式に比べ小型・軽量で携帯に便利となっており、現場での設置も簡単である。
同社は、5年前からインバーター直流溶接機を販売しており、累計で約1万5000台の販売実績がある。
全シリーズ定格入力電圧は単相200V、周波数は50/60Hz。
主な仕様は次の通り。
『SA―180DX』
▽定格必要容量9・4kVA/5・6kW▽出力電流180A▽入力電線3・5平方ミリ×3芯▽重量10キログラム▽外形サイズW166×D355×H241ミリ。
『SA―180α』
▽定格必要容量単独使用時47V/同時使用時70A▽出力電流単独180A/同時130A▽入力電線8・0平方ミリ×3芯▽重量16キログラム▽外形サイズW200×D430×H255ミリ。
『SA―260DX』
▽定格必要容量13kVA/7・8kW▽出力電流260A▽入力電線8・0平方ミリ×3芯▽重さ18キログラム▽外形寸法W250×D425×H275ミリ。