サーボなどをアクチュエータとして使用する機械を生産しているメーカーが、サーボモータ・サーボアンプの選定条件として、最も重視するのは「機能・性能」で、37・8%。次いで「信頼性」「ブランド」となっている。また、期待する機能としては「高速・高精度」が32・3%と最も重視し、次いで「省エネ性」「バッテリレス」などとなっており、機能・性能に関する点を期待していることがわかった。
日本電機工業会(JEMA)がサーボユーザー1887事業所を対象に「サーボの使用状況に関する調査」を実施した。前回調査は2011年度で、今回は2年ぶり。
サーボモータ・サーボアンプの選定条件として回答している項目で最も多かったのが、37・8%の「機能・性能」で、次いで12・4%の「信頼性」、6・4%の「ブランド」を重要な要素として挙げている。
また、満足度では「機能・性能」が39・4%、「分解能」が35・3%とこの2要素が3割を超え、以下「信頼性」28・9%、「実績」26・5%となっている。
これに対して不満足度は、「価格」26・9%、「納期」24・5%、「互換性」21・3%の3要素が高くなっている。
さらに期待する機能として、「高速・高精度」が32・3%と最も多く、「省エネ性」「バッテリレス」が各24・1%と続いている。
一方、リニアモータについても調査しており、リニアモータを使用している「事業所」は14・9%。FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置・電池製造装置で83・3%と高い使用率となっている。
さらにリニアモータを使用している29事業所のうち、「ガイド一体型での購入」は58・6%と5割を超えており、リニアモータの種類は「コア付き形」が48・3%と高い使用率となっている