横河メータ&インスツルメンツ(東京都立川市栄町6―1―3、TEL0120―137―046、金子洋社長)は、光ファイバ試験器「AQ7280
OTDRシリーズ」を9月29日から販売開始する。販売価格は72万円から。
2014年度2500台、15年度5000台の販売を見込む。
新製品は、光ファイバの長さや損失の測定、光ファイバの障害箇所の特定に使用でき、都市間通信の基幹系からアクセス系までの敷設工事や保守作業に幅広く対応できる同社のハイエンド機種AQ7275OTDRシリーズの後継機種。
今回、マルチタッチが可能な業界最大クラス8・4インチの静電容量式のタッチパネルを採用し、スマートフォンなどの情報端末のような感覚で直感的に操作を行えるようにした。複数のポイントを同時にタッチして表示データの移動や表示サイズの変更ができるほか、従来製品で好評を得ているデザインを踏襲した操作キーも装備しており、作業条件に応じて、タッチパネルか操作キーかを選択することが可能。
さらに、長距離測定ニーズに対応する業界最高クラス50デジベルのダイナミックレンジのモデルや、最大4種類の異なる波長を1台で測定できるモデルなど、9タイプをラインアップしている。
そのほか、操作部を含む本体に測定ユニットを装着する構造にして拡張性を高めている。9月末までにCEマークを取得する予定。