2013年(平成25年)の国内製造業の製造品出荷額が前年比0・6%増の283兆4051億円と2年連続の増加となった。産業別の構成比は、輸送用機械器具製造業が20・4%と最も高く、続いて化学工業が9・5%、食料品が8・5%の順となっている。製造品出荷額の前年比伸び率でも、輸送用機械器具製造業(2・6%増)、化学工業(3・9%増)など11産業で増加した。
経済産業省は「工業統計調査」を13年12月末に実施し、速報版を公表した。国内の従業者4人以上の製造業を対象に、従業者数や製造品出荷額などを調べているが、従業員10人以上の事業所数が前年比1・6%減の12万13カ所で、従業者数も0・6%減の681万4390人といずれも2年ぶりに減少となった。
■事業所数は23業種で減少
産業別では、事業所数で食料品製造業(2・1%減)や繊維工業(3・6%減)など24産業中23産業で減少した。従業者数でも、情報通信機械器具製造業(9・7%減)や電子部品・デバイス・電子回路製造業(2・1%減)など16産業が減少しているが、輸送機械、食料品、家具・装備品など7産業は増加。
一方、製造品出荷額は、輸送用機械器具製造業(2・6%増)、化学工業(3・9%増)など11産業で増加した。しかし、汎用機械器具製造業(4・4%減)、電子部品・デバイス・電子回路製造業(3・3%減)など13産業が減少。
■上位5産業で5割超える
製造出荷額全体に占める割合も、輸送用機械器具製造業(20・4%)、化学工業(9・5%)、食料品(8・5%)、鉄鋼(6・2%)、石油(6・1%)の上位5産業で全体の5割を超えている。以下、電気機械器具製造業(5・3%)、生産機械器具製造業(5・1%)、電子部品・デバイス・電子回路製造業(4・5%)、金属製品製造業(4・2%)、プラスチック製品製造業(3・8%)などの順となっている。
製造品出荷額が多いのは、愛知、神奈川、静岡、大阪、兵庫の順。
付加価値額は、86兆2500億円の1・4%増と3年ぶりに増加した。輸送用機械器具製造業(4・8%増)、鉄鋼業(13・4%)など12産業が増加し、飲料・たばこ・飼料製造業(5・9%減)、生産用機械器具製造業(2・7%減)など12産業が減少。