富士電機は、アジア事業の拡大に向け、1日からフィリピン・タギッグ市に「富士電機サービスデスク」を開設した。受付対象地域は、シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、ミャンマー。
同社は、2015年度中期経営計画で、経済成長が続くアジアを中心にした海外事業の基盤強化を進めている。
昨年10月に、変電事業の強化を目的にタイの有力変圧器メーカーに出資して「富士タスコ社」を設立。同年12月にはタイに、パワーエレクトロニクス機器の生産が中心の新工場「富士電機マニュファクチャリング(タイランド)社」を立ち上げた。
さらに、設備の老朽化を背景に拡大が見込まれる更新需要を狙いに、現地でのエンジニアリング・サービス体制の増強を進めている。
サービスデスクは、24時間・365日体制で、対象機種を無停電電源装置(UPS)から受付を開始し、順次対象を拡大。同社の納入製品に対するサービス体制を拡充し、情報一元管理によるアフターサービス提案力の強化、障害対応及び顧客の要求に対する対応の迅速化などを行っていく。