日本配電制御システム工業会(JSIA)は、7月から全国6カ所で行っていた「指定講習会」を9月で終えた。
この講習会は、技術者・技能者の育成、標準化活動、適合性活動について、課題の整理・選別などを行い、技術力の強化などを狙いとしている。
今回で15回目となるこの講習会には、東京(7月23日、参加者50人)、福岡(30日、45人)、高松(8月1日、16人)、札幌(22日、28人)、名古屋(9月4日、23人)、大阪(10日、29人)で開催し、合わせて191人が参加した。
今回のプログラムは、「JEM―TR173高圧交流負荷開閉器の選定及び保守・点検指針について」、「進相コンデンサ、及び直列リアクトルの運用と動向」、「ISO9001規格の改正の最新情報、及び優良工場認定制度の見直しについて」、「高電圧直流回路取り扱い概要」など。
このうち、優良工場認定制度の見直しについては、品質マネジメント重視から製品認証(自主認証)への移行を検討しており、今年度中にその審査内容と実施時期を決めることで進めている。
製品認証方法を、今まで審査基準としていたJIS
Q9001の品質マネジメントシステムが構築されていることを前提に、製品の規格適合性を確認する形式検査及び同等品質の製品を継続して製造できることを確認する工場調査を実施することで、これに適合した製品認証にしていく計画。