日本プロフィバス協会(元吉伸一会長)は、「会員数100社突破記念特別セミナー」をゲートシティホール(東京・大崎)で7日開催し、約160人が参加した。
産業用ネットワークProfibus(プロフィバス)、Profinet(プロフィネット)の日本での普及に取り組んでいる同協会は、1997年に11社でスタートした。それから17年後の今年100社を突破し、現在103社になっている。03年にはNPO法人組織にしている。
現在、世界での設置ノード数の累計は、13年でプロフィバスが4740万ノード、プロフィネットが760万ノードとなっており、プロフィセーフも14年中に300万ノードを突破するものと予想している。
セミナーでは、最初に同協会の上位組織PI(Profibus&Profinet
International)のカルステン・シュナイダー会長が、グローバル規模での活動概況を紹介した。
シュナイダー会長は「現在、ドイツ機械工業連盟(VDMA)のワーキング・グループ活動と連携して、Industrie4・0ビジョンにも含まれる状態監視機能や、Profienergy(プロフィエナジー)の診断機能などが検討されている。また、今年9月にプロフィネットが中国の国家標準規格GB/T25105を取得した」と報告。
また、元吉会長は「世界的にプロファイルの展開でフィールドバスの多機能化が進行している。同時に省配線・配線コストの削減とデータ精度の向上が制御現場でフィールドバスが根強い支持を得ている理由である」と強調した。