オムロンは、10月7日から幕張メッセで開催された「CEATEC
JAPAN2014」に、「ラリー継続”卓球ロボット”」のデモを行い、来場者の注目を集めた。
同ロボットは、対戦相手の体の動きや球の位置情報から、球の軌道や速度を予測し、相手が打ち返しやすい位置と速度を考えて返球する。
ここで応用された高度な制御技術は、製造現場で活用の「画像センサ」「マシンオートメーションコントローラ」「サーボシステム」などの機器を組み合わせて実現している。
コア技術である「センシング&コントロール」に、新たに自ら考える「Think」の概念を加え、様々な情報から必要な情報のみを取り込み、より賢く変換することに挑戦した。
CEATEC展ではこのほか、液体などを揺らさずに高速に運ぶ「振動抑制技術」や、二重倒立振り子の棒を安定して倒立させ続ける「ビジュアルフィードバック制御」、安全な車社会の実現に貢献する車載用センサや、橋梁など社会インフラの長寿命化に貢献するための最新ソリューション・キーデバイスを、映像やパネル、実機展示で紹介した。