「Sercos技術オープンセミナー」が、泉ガーデンコンファレンスセンター(東京・六本木)で21日開かれ、40人が参加した。
Sercosは、デジタルドライブインターフェースとして、マシンとプラントをつなぐ用途で使用されてきたが、2003年にイーサネットベースの「SercosⅢ」は要求の厳しいモーションアプリケーションのバスシステムとして評価されている。90年にSercosインターナショナル(本部・ドイツ)が設立され、現在4カ所(ドイツ、米国、日本、中国)に事務所がある。
セミナーでは、Sercosインターナショナルのピーター・ルッツマネージングディレクターが「Sercosの最新動向」を説明した。ルッツ氏は「Sercosはドライブシステムからオートメーションバスへ進化しており、200以上のSercosⅢ製品が80社以上から発売されている。15年の第1四半期にはバージョンアップしたV1・3・2をリリースする」と述べた。
続いて、ボッシュ・レックスロス・サーボシステム事業部吉田拓史から「Sercos開発のための技術理解の要点」などが、また、ヒルシャージャパン伊藤和仁氏から「Sercosの開発から認証まで」が、それぞれ紹介された。