横河電機の子会社である韓国横河電機は、韓国のサムスン物産から、サウジアラビア紅海沿岸ジッダ北部ラービグに建設されるラービグⅡコンバインドサイクル発電所向け制御システムを受注した。
同発電所は、総出力210万kW(70万kWの発電ユニット3基)と大型で、稼働は2017年6月の予定。
韓国横河電機はこの発電所に、ガスタービン、排熱回収ボイラ、蒸気タービンを統括して監視・制御を行う統合生産制御システム「CENTUM
VP(センタム・ブイピー)」を納入し、エンジニアリング、据付支援、試運転支援、運転員訓練支援を行う。機器の納入は、15年半ばを予定している。今回受注できたのは、コンバインドサイクル方式の発電所への100システム以上の制御システム納入実績をはじめとする電力分野における同社グループの実績、韓国横河電機のエンジニアリング遂行能力、サウジアラビアでの充実したサポート体制などが挙げられる。
コンバインドサイクル発電は、ガスタービン発電の排熱で蒸気を発生させ、蒸気タービンを回転させて発電する複合発電方式。