昭電(東京都墨田区太平4―3―8、TEL03―3518―8373、太田光昭社長)は、火災報知システムなどのセキュリティ機器や、太陽光発電システムの計測機器などを雷被害から守る雷害対策製品通信用SPD(サージ保護デバイス)として「ASGシリーズ」を、10月から販売開始した。
「ASGシリーズ」は通信線や信号線などから侵入する雷サージに対し計測機器や通信機器などを保護するSPDで、同社が従来から販売している通信用SPD「SGシリーズ」の上位モデル。
警報接点・故障表示付きの通信・信号用SPD「ASG―SPDユニット」と、専用の電源ユニット・警報ユニット(およびサージカウンタユニット)を組み合わせて使用。SPDの故障状態をSPD設置場所(現場)から遠方の監視システムに送信する。SPDの故障がわかり、遠隔場所に設置できる。
また、SPDの故障状態を前面のLEDランプで表示可能で、オプションのサージカウンタで雷サージ侵入の状況をリアルタイムに接点出力ができる。
さらに、保護対象回路(通信・信号・計装等)に適合した保護回路タイプを用意している。
しかも、故障接点出力回路および電源入力回路(警報ユニット)に保護回路を標準装備しており、別途警報回路用SPD、電源回路用SPDの設置が不要。
そのほか、SPD1台あたりの保護心数が多く、省スペース化に貢献(4~5心)、JISC5381―21カテゴリC2・D1に適合、専用連結部品を採用したユニット間連結やプラグの抜け止め機構を採用したプラグイン構造―などの特徴を持つ。