顧客が感動する商社像を目指すサンセイテクノスは、長期ビジョンに基づくテーマ「顧客感動」を2005年に設定するとともに、毎年サブテーマを設定し、顧客感動を成就させるための事業活動を行っている。
同社は今年で61期目を迎えるが、人間に例えれば、還暦を終え新たな一年目を迎えることになる。同社も61期目を新しい節目と捉え、リスタートを切る意味で「これから何を作っていくか、何が財産になり得るか」という考えで、節目の年に臨んでいる。
さらに、世代交代が進む中「温故知新」というサブテーマを設定し、先人たちが築いてきた60年の経験と実績を学び、その努力に敬意を表し、全社員が次の段階に向けた新しい価値の創造に取り組んでいる。
先人の経験や技術を、次世代の社員がしっかりと継承することで、企業として一体感を醸成するとともに、一人ひとりが仕事を通してどのような足跡を残せるかを考え、さらに、自身の人生を考えることが人間力の向上に繋がるとしている。
一方、昨年9月にオープンした「サンセイミュージアム」は、一周年を迎えた今年の9月で来場者が3000人を突破した。同ミュージアムは、同社が保有する彫刻、絵画、考古、陶芸などの美術品を一堂に集めた美術館で、ファンが増えている。また、ミュージアムには、同社の取引先や関係者など様々な人が訪れており、幅広い交流の場となっている。
同社では、こうしたミュージアムや大規模な物流センター、評価が高い技術部との相乗効果により顧客の要望に的確に応える体制を採っている。
(http://www.sanseitechnos.co.jp)