azbilグループの海外現地法人、アズビルサウジアラビア(倉澤徹也社長)は、ダンマン第2工業団地に建設を進めていた新工場が完成し、11月4日に工場で開所式を行った。
新工場は、小口径から大口径(36インチ)までの幅広いバルブニーズに対応でき、能力は生産およびメンテナンス合わせて年間5000台の規模を有している。
また、自社製のバルブと計装機器をエンジニアリングとともに提供するとともに、稼働中のバルブには、エンジニアが他社製バルブも含めて診断やデータ分析を行い、最適なメンテナンスを実施する。
新工場の稼働に伴い、アズビルサウジアラビアはサウジアラビア総合投資院(SAGIA)より、バルブ生産ほかメンテナンスや計装工事まで幅広く事業展開が可能な外国投資ライセンスを取得した。
アズビルサウジアラビアは、タラワット社とのJV形式で2013年1月に設立したが、工場の稼働に先立ち、azbilグループがタラワット社の出資持分を全て買い取り、100%出資に変更した。