オムロンはマルチメディア表示や各種モバイル端末との情報共有が可能なプログラマブルターミナル「形NAシリーズ」を、4日から発売した。標準価格は25万5000円~。
新製品は、人と機械のインタフェースとしての役割を担うタッチパネル方式プログラマブル表示器。情報共有力の強化により、トラブルの早期解決と改善活動による生産性向上に貢献する。
生産現場では機械の稼働率を高め生産性を向上させるために、機械に搭載された各種FA機器の情報を関係者全員がタイムリーに共有し、様々な問題に迅速に対処することが求められている。
新製品は、機械の内部で稼働しているFA機器の情報を本体画面へ表示することに加え、EthernetやWi‐Fi経由でタブレットやパソコン上に表示し、機械を担当するオペレータだけでなく工場内外の関係者と瞬時に共有する仕組みを提供。
また、パソコンと同等レベルの高いグラフィック表現と、PDF等のドキュメント表示や動画ファイル再生機能により、現場で発生した問題に対し解決手段を分かりやすくオペレータに提示。的確なトラブルシューティングが可能となり、設備の停止時間の短縮に寄与する。内蔵プログラミング言語には、グローバルに普及しているVisualBasicを採用し、世界中のさまざまな場所で開発者の確保が容易になる。
さらに、従来機種よりもさらに高度なセキュリティ設定機能で、機械を不用意な停止から保護する。
画面サイズは7インチワイド~15・4インチワイドで、いずれも1677万色TFTカラー。枠色はシルバーと黒をラインアップしている。