東京・秋葉原地区の制御機器、電子部品、計測機器などの商社28社が共同で、「第1回アキバエレショー」を、アキバスクエア(東京都千代田区)で7日開催、1549人が来場した。
「秋葉原から提供できる電気・電子部品の展示会」をコンセプトに企画した同展は、従来、秋葉原の商社、アール電子(松本年生社長)がプライベート展として過去6回開催してきた。
今回は、秋葉原地区の商社が共同で実行委員会を設置して準備してきたこともあり、メーカー77社が出展した。場所も家電会館から秋葉原の中心地に変更し、一層来場しやすくした。
この結果、開場の午前10時から来場者が途切れることなく訪れ、ブースの各所で製品説明と商談を繰り広げた。
商社の女性社員の来場も目立ち、出展メーカー各社の説明員の話を熱心に聞いていた。
最終的に、来場者数はアール電子のプライベート展に比べ約50%増加し、盛況裏に終了した。
日本だけでなく、世界を代表する電気街として知られている「アキバ」であるが、以前に比べ集客力が低下していることから、秋葉原の魅力を再度アピールすることにつながることが期待されている。
なお、実行委員会を代表してあいさつしたアール電子の松本社長は「秋葉原の商社の皆さんの勉強や、多くのユーザーに見ていただくための展示会として、今回から名前と場所を変更して開いた。開催コンセプトの電気・電子部品には、半導体、制御機器、機構部品、コネクタ、電材、計測機器などすべての電気関係を含んでいる。今後も継続して開催し、製品別や用途別の展示会開催も考えていきたい。この展示会が各メーカーと秋葉原の商社の拡販の機会につながれば幸いである」と述べた。