IDECは、接触信頼性と耐振動性に優れるスプリングクランプ端子を採用した、幅約6ミリの薄形インターフェイスリレー「RV8H形」を発売した。標準価格は1100~1200円。初年度販売目標は5万台。
RV8H形は、DINレール用ソケットと組み合わせたインターフェイスリレー。端子部は、接触信頼性と耐振動性を兼ね備えたスプリングクランプ方式を採用。バネの力を利用し電線を接続する方式で、ドライバー1本で配線が可能。配線時の省工数と低コスト化にも貢献し、欧米で主流となっている。なお、押ねじタイプも完備。
制御盤内のスペースを有効活用するため、リレーとソケットの幅は、業界最薄クラス6・1ミリ、DINレールからの高さは業界最小の70ミリを実現。盤内の高密度実装、薄形化に貢献する。
さらに、配線作業を効率化するため、リレーの固定と取り外し機能を持つリリースレバーを採用した。リリースレバーはマーキングプレートが取り付け可能で、実装後の特性確認が容易である。
ワイドレンジの入力電圧に対応(12種類)し、幅広いニーズに応えられる。金メッキ接点採用で最小適用負荷はDC6V、10mA。コイル接点間耐電圧は4000VAC、耐サージ電圧は6000Vと優れた特性を持つ。リレーの消費電力は、0・17W(DC5~24Vタイプ)/0・21W(DC48、60Vタイプ)と省電力。極数は1極、接点構成は1c接点。接触抵抗(初期値)100mΩ以下、絶縁抵抗1000MΩ以上(DC500Vメガ)。