組込み技術が一堂に集結する「EmbeddedTechnology 2014/組込み総合技術展」(主催=組込みシステム技術協会、JASA)が、11月19~21日までの3日間、パシフィコ横浜展示ホールと会議センター、アネックスホールで開催された。開場時間は午前10時~午後5時(20日は6時まで)。入場料1000円(事前登録者、招待状持参者は無料)。会期中2万2507人が来場した。
「Embedded Technology(ET)」は、組込み技術の世界最大級の展示会として注目されている。
また、対象を組込みの周辺技術まで広げるとともに、最終製品(アプリケーション)を展望することができるよう、新成長産業とする応用分野にフォーカスしている。
今回も364社756小間の規模で開催される。さらに、132セッションにのぼるカンファレンスを含め、アプリケーション側からの情報も発信することで、多くの組込み技術者が注目する最旬の技術トレンドをアピール。
今回は、昨今のIoT(Internet of Things)の普及に伴い、ビジネスや人々とインターネットとの関わりが、瞬く間に変化してきていることを背景に、あらゆるデジタル機器がインターネットにつながることでこれまで結びつきのなかった人やデータ、モノ、プロセスといったすべてが関連性を持ち、新しいビジネスビジョンの創造につながっている。
これから生まれてくる新しいデバイスは、遠隔監視制御で拡大される家電や産業機器、スマートメーターなどに代表されるエネルギー分野、ビッグデータとの連携で高度化が期待される医療分野、セキュリティ分野など、あらゆる産業分野での応用に注目を集めている。
ETでは、IoTやビッグデータに代表されるイノベーション技術を取り上げ、システム開発に今すぐにでも必要とされる最先端の技術情報を集約し、多彩なイノベーションが創り出す新たなソリューションを描き出そうとしている。
ET2014の企画ゾーンとして、「IoTゾーン」「EDAゾーン」「設計開発サービスゾーン」の3つが設けられている。
さらに「ETビジネスマッチングプログラム」として、来場者と出展者の双方向で商談機会の創出を図る。
そのほか、ETアワードコーナー、ETフェスタ、ETロボコンチャンピオンシップ大会などの企画も予定。