安川電機は、中間事業所(福岡県中間市)内にロボット新第3工場を新設する。2015年6月30日に竣工し、稼働開始は8月21日の予定。
国内のロボット工場としては、八幡西事業所(北九州市)内にロボット第1工場と第3工場とがあり、13年度にはロボット2工場を新設して3工場体制で生産している。
自動車関連市場を中心に、グローバルで自動化・省力化を目的としたロボット導入が加速しロボットの需要が高まっていることから、さらなる生産能力増強と生産性向上を目指し、ロボット新第3工場を建設することにしたもの。
これに伴い、国内ロボットの生産体制を再構築する。大型ロボットの生産工場となる中間新第3工場を、隣接する部品の機械加工工場と直結し、部品加工・組み立て・試験・塗装・艤装の一貫生産できるように全体最適化を行い、生産性の向上を図る。
また現在、大型ロボットを生産している八幡西事業所の第3工場は、今後、ロボット適用用途の拡大を狙いとした試験設備を充実させ、信頼性試験エリアを拡張する。これにより、「生産力」とあわせ、「開発力」も強化する。
敷地面積は4万438平方メートル、建築面積は1万3346平方メートル。生産能力は月産900台。