東芝と米シスコシステムズ社は、あらゆるデバイスをネットにつなげる、IoT(Internet of Things)分野で協業していくことになった。
今後、製造、交通・運輸、スマートシティを中心とした産業分野におけるグローバルでのIoT市場向けに共同研究やソリューション開発、事業化の可能性について検討を進めていく。
IoTを取り巻く環境は、モノ(Things)に加えて、人、データ、プロセスの全てがつながるInternet of Everything(IoE)へと進展しているとも言われている。これらの処理を効率的に行うために、すべての処理をクラウドで実現するのではなく、デバイスに近い場所で一部の処理を行うエッジコンピューティング(Edge Computing)の重要性が高まると、両社は予想している。
今回の協業により、シスコのセキュリティ技術を含むネットワーク技術と、東芝のデバイスレベルでの管理技術・データの高速処理技術、ストレージ技術を結集し、エッジコンピューティングの普及に向けた技術検証やマーケティング活動、ソリューション提供の実現性について検討を行う。