富士電機は、設備のライフサイクルマネジメントを総合的に支援する「統合クラウドサービス」の提供を開始した。
既に提供を開始しているエネルギー・マネジメント・システム(EMS)を用いた「エネルギー管理/省エネ制御支援」に加え、新たに設備の「稼働監視」「保全支援」機能を、統合クラウド基盤で一体化した。
稼働状況をクラウド環境でモニタリングし、各種情報を総合的に管理して保全・点検・補修・更新などの適切な支援を行うことで、設備導入から運用・更新までのトータルライフサイクルを通じたスマート化および安全・安心の実現に貢献し、経営視点でのコスト最小化・効果最大化など全体最適を支援できる。
【EMSサービス】エネルギー需給の見える化、最適制御により、省エネに貢献。
サービス内容は次の通り。
【稼働監視サービス】
設備の稼働を監視し、データ解析により不具合発生の未然防止に寄与。劣化や異常兆候をきめ細かく診断し、効率的・安定的な設備稼働を支援。
【保全サービス】
不具合の発生原因と対応内容を体系的に記録・蓄積し、保全ノウハウを継承・補完することで、保全の迅速化・標準化の支援、生産性の維持向上を実現。
適用分野は、工場、ビル、データセンター、マンション、店舗、物流センターなど、幅広いエネルギー需要家が対象。