デジタル(大阪市中央区北浜4―4―9、TEL06―6208―3133、安村義彦社長)は、産業用フラットパネルディスプレイ「FP5000シリーズ」を18日から販売開始した。標準価格は17万8000円から。
FP5000シリーズは、タッチジェスチャによる操作に対応した産業用フラットパネルディスプレイで、主に産業用PCと接続して使われる。
新製品はスマートフォンやタブレットPCで使用できる、スクロールや拡大などの画面操作でタッチジェスチャによる直感的操作に対応した。
一般的なタッチパネルでは、静電容量方式が採用され、指や専用ペンなどの導電性があるもので押さないと反応しない仕様となっており、作業用手袋が使われることが多い生産現場などでは、一般的なタッチパネルでは使えないことも多い。今回発売の産業用フラットパネルディスプレイは、アナログ抵抗膜方式(マルチタッチ)を採用したことにより、作業用手袋を付けた製造現場のオペレーターでもタッチジェスチャによる直感的操作が可能になった。
アナログ抵抗膜方式を採用しているため、誤操作防止を目的とした2点押しオペレーションを装置に組み込むことができる。
接続はWindows8・1のOSが稼働する産業用PCで使え、低電圧12Vに対応し、バッテリ駆動の機器や装置に組み込みが可能。
また、周囲環境温度が最大60℃に向上し、鉄鋼プラントなどの高温になる製造現場でも使用可能で、保護構造もIP67Fと耐環境性も高く、装置の衛生メンテナンス時に高圧洗浄機での洗浄にも対応できる。
海外規格は、CE、UL、Gost、C―tick、KCなどに準拠。
画面サイズは、15型と12型の2種類が完備。