板橋区産業振興公社(坂本健理事長)が主催する2014年(平成26年)度「板橋製品技術大賞」の最優秀賞に「IC電源チップを装着した電源一体型LEDパネルライト基板ユニット(産業用大出力LED灯)」が選ばれた。
開発したのはAZテック(東京都板橋区小豆沢2―15―3―101、TEL03―3966―1240、坂田光史社長)。社名の由来は「何から何までお客様の要望を伺う」という意味を、アルファベットのAからZまでになぞらえ、さらに地名の小豆沢(あずさわ)にちなんで付けられたという。
受賞製品の最大の特徴は、180lm/Wの高発光効率。LED照明推進協議会によると、一般的な白色LEDの発光効率が100lm/Wであることから、同じ消費電力でもより強い発光強度が得られる。
また、同社製LED基板ユニットを用い、日本ユニバーサル電気と共同で、「明るさ」の確保と「まぶしさ」の軽減を両立したLED照明も開発。「まぶしさ」が競技の邪魔になる体育館などで採用が始まっている。
表彰式は13日に第18回いたばし産業見本市会場で行われた。板橋区は製造品出荷額で東京23区の中で、大田区に続くものづくり企業の集積地域。光学、精密機器産業をはじめ、印刷製本産業が盛ん。いたばし産業見本市では「”広がる印刷技術”~モノづくりとコトづくり~」をテーマに、特別展示エリアも設けられた。