安川電機は、インドネシア・ジャカルタにインドネシア・ロボットセンタ(インドネシアRC)を、このほど開設した。
同社は2008年1月、現地法人「ヤスカワ・エレクトリック・インドネシア」を設立以来、現地での生産自動化に向けて多くの産業用ロボット「モートマン」を中心に販売している。
インドネシアRCは、顧客のロボット操作教育、保守教育の提供とともに、「来て・見て・触って」をコンセプトに、実機を使ったデモやテストを通じて、ロボットへの理解を深めてもらうことを目的としている。
現地での自動化ニーズが高い自動車・二輪車・建設機械・食品・医薬品・化粧品などの市場に、各種ロボットソリューションの提案・提供を強化するとともに、ロボットを使った自動化設備の設計・製作を顧客から請け負うシステムインテグレータ(SI)に対し、ロボットに関する最新情報の提供や教育などのサポート体制も充実させていく。
インドネシアRCは、2フロア延べ床面積1400平方メートルの規模。
ロボット製品だけでなく、サーボモータ、サーボパックやインバータなど、同社がグローバルでトップシェアを持つモーションコントロール製品の展示も行っている。
また今後、一般公開日などの設定や、学生の教育実習の受け入れなどを行い、地域貢献活動にも寄与していく計画。