オムロンの関東地区の電子部品販売店19社で組織している「オムロンスイッチ友の会」の販売員と、オムロンスイッチアンドデバイスの劉エリック部長をはじめオムロン関係者は、11月21、22日の両日、日本の福祉工場の発祥の地である大分県にあるオムロン太陽、ホンダ太陽、ソニー太陽の工場見学会を実施した。
3工場とも、障害者と健常者が一緒に働く現場で生産効率を上げるため、様々な工夫がなされている。
ホンダ太陽は車関係のハーネス、パイプ、スイッチユニットなどの部品を多種類生産、ホンダR&Dは3D
CADで設計、開発、データ収集などを行っている。ソニー太陽は、マイクロホン、ヘッドホンなどを”ものづくりマスター”の資格を有した障害者が、それぞれの障害をサポートするように工夫されたワンマンシェルラインで、最初から最後まで1人で最高級品を製作。
また、オムロン太陽は、リレーソケット、サムロータリースイッチなどを、健常者より速く生産できる組み立て治具、様々に障害をサポートするコミュニケーション装置、自動技術を駆使した検査装置などを使用しながら、量産品なども効率的に生産を行っていた。
日頃、仕事に追われている販売員にとって、健常者より速く生産できる組み立て、検査冶具や障害をサポートする様々な冶具を駆使して懸命に働く現場を見て感動を覚え、社会貢献の大切さを考えさせられる見学会となった。