日本モレックス(神奈川県大和市深見東1―5―4、TEL046―261―4500、梶純一社長)はこのほど、マルチポートバージョンの「PoE+ギガビットマルチポートマグネティックRJ45モジュール」を発表し、ラインナップを拡充した。
RJ45モジュールは、12ポート(2×6)および8ポート(2×4)バージョンがあり、高ポート数のギガビット対応スイッチやルーターなどにデータ供給とネットワーク接続のPoE+30W電力供給が可能。
伝送能力10/100/1000M〓のマルチポートマグネティックジャックは、IEEE802・3規格に準拠した業界標準形状のため導入が容易で、産業用スイッチなどの用途に対して信頼性の高い接続ができる。
また、モジュール内のギガビットマグネティック(巻き線磁気コンポーネント)は、多様なギガビットイーサネット用トランシーバーPHYに対応している。
さらに、各ポートに業界標準の2つの単色、または2色LEDを装備しているほか、高温環境に対応するコネクターもオプションとしてそろえている。
PoE技術は、標準イーサネットケーブルを用いてネットワーク接続機器にデータと電源を供給し、電源設備を別に用意する必要がなくなる。PoE+は、産業用スイッチにおいて、ポートごとの電源供給能力を30Wまで拡大できる。