オープンネットワーク推進団体のCC―Link協会(CLPA、木村文彦会長)の幹事会社として、米モレックス社が加わった。海外メーカーの幹事会社は、2013年9月の独・バルーフ社に次ぐ3社目。
モレックスは、CLPAの運営に積極的に参加することで、CC―Linkの普及が特に進んでいるアジア地域での事業拡大を目指す。
モレックスは、コネクタや組み込み用各種ボード、リモートI/Oやゲートウェイなどの製品の開発・販売を手がけている。特にコネクタでは10万種類以上を、電子機器や光ファイバーの接続、スイッチ、PCカード向けなど、幅広い分野で展開している。
CLPAの新しい幹事会メンバーとして活動するのは、同社の産業用ネットワーク関連製品部門であるインダストリアルコミュニケーション部門。モレックスはCLPA発足当初から会員企業として積極的に参画し、CC―Link対応のPCIボードなどの開発を進めてきている。
今回、成長著しいアジア地域でのビジネス拡大を目指す方針を明らかにし、アジア地域で特に普及度が高いCC―Linkに改めて注目。CC―Linkへ積極的にコミットする姿勢を鮮明にするために、協会幹事会への参加意思を表明し、今回正式に認められた。
同社はCLPAの幹事会メンバーとして、CC―Linkの新技術開発や普及のためのマーケティング活動に、主導的な立場の1社として関わることになる。