日本電気制御機器工業会(NECA、長崎春樹会長)は「NECA経営セミナー2014」を、東京・芝公園のAP浜松町で11月28日開催し、約60人が参加した。
今回は、日本再興戦略改訂版にも関連して、「中堅・中小企業向け経営力強化、事業拡大、ものづくり支援」の立場から、中小企業基盤整備機構渡部寿彦理事と同機構のチーフコーディネーターでジュピター・コンサルティング大山雅巳社長が、また、自動車部品メーカーの海外展開を参考に、日本企業の海外進出についての事業戦略、ビジネスモデル、現地化、リスクなどの観点からデンソー経営企画部北原敬之担当部長がそれぞれ講演した。
渡部、大山の両氏は、中堅・中小企業の強みを生かした成長への経営施策と同機構の支援状況など、例を挙げながらきめ細かく紹介した。
北原氏は、豊富な経験をもとに海外進出、特にアジア・ASEAN地域への進出におけるリスクや失敗例などを示しながら、対応策を説明した。
いずれのテーマもNECA会員企業にとって、大いに参考になるだけに、参加者の関心が高く、会場は定員いっぱいになる盛況を見せた。
なお、セミナー終了後、NECAが今年創立50周年を迎えたことを記念して編集を進めていた「50周年記念誌」の披露も行われた。