中央電子(東京都八王子市元本郷町1―9―9、TEL042―623―1211、松井達之社長)は、収納性、耐震性、排熱性に優れたグローバルスタンダードラック「ニューDCMシリーズ」を発売した。
新製品は、従来のDCMシリーズの幅600ミリと700ミリに、新たに800ミリ幅を加え、耐震性も対荷重1500キログラム、耐震荷重1000galに強化した。
また、リア拡張フレーム(オプション)は組み立て式となっているため、設置する場所で加工でき、PDUや大容量の配線がすっきりと自在に収納できる。しかもこのリア拡張フレームは、基本ラック(外装品あり)、オープンラック(外装品なし)の両タイプに対応可能。
さらに、レベルフット付きキャスターベースが標準付属で、ドアの着脱もツールレスでできるなど作業性が向上している。
そのほか、ドアはハニカム(6角形)パンチング加工により最大109%の開口率で、高密度実装に耐えられる排熱性能の実現、サイドフレームレス構造でPDUやケーブルの実装が容易、ヒートシャッター、巾着付きボトムカバーなど、熱対策オプションも充実―などの特徴を有する。
同社では、サーバーの高密度実装化に対応したラックとして、企業のマシンルームからクラウドデータセンターなど幅広い用途での採用を見込んでいる。