オムロンの投資子会社、オムロンベンチャーズ(小澤尚志社長)は、ハードウェア系ベンチャーの起業支援プログラム「OMRON
KOTO
CHALLENGE(オムロン
コト
チャレンジ)」を、12月1日からスタートした。既にプログラム特設サイト(http://www.omron.co.jp/ventures/)を開設し、第1回プログラム参加者の募集を開始している。応募受付期間は2015年2月2日まで。
オムロンベンチャーズは、オムロンが「ベンチャー企業への機動的な出資活動、事業開発推進活動」「積極的な事業インキュベーション活動」を目的に、今年7月1日に設立。今回が、初めて実施する起業支援プログラムになる。
ものづくりに軸足を置いたハードウェア系ベンチャーが保有する優れた技術や様々な分野における独創的なアイデアを、オムロンが全面的に支援することによって、同社が持つ「ものづくり力」や「グローバルネットワーク」における支援、生産技術や購買・物流などバリューチェーンの確保などベンチャーが抱える課題の解決、新規事業創出の加速とベンチャーの成長や育成に貢献することで、ともに事業化の実現やさらなる技術進化を目指す。
プログラムの参加者には3カ月間で、製品/サービスのプロトタイプ完成(既に完成している場合はそのブラッシュアップ)を目指してもらうために、以下の支援が用意されている。▽京都リサーチパークの貸オフィスを活用したものづくりの環境▽オムロのものづくりの匠(技術者や事業開発担当者)によるメンタリングサポート▽3カ月の成果を披露するDemodayでプロトタイプの発表の機会。
15日に説明会
書類選考および面接を経て、15年2月下旬に本選出場チーム(3~5チーム)を発表、3月上旬から約3カ月間にわたるプログラムをスタートする予定。なお、12月15日にオムロン京都本社で同プログラム説明会を兼ねたキックオフイベントが開催される。
なお、オムロンベンチャーズではこのプログラムのほかに、オムロンの技術を活用したアグリベンチャー立ち上げのスタートアップメンバーを選出する「オムロンアグリベンチャー
ファウンダーコンテスト」の開催およびエントリーを募集している。
(http://goo.gl/H4KzOY)