オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、センシングバックライト照明「FASTUS
OPFシリーズ」の新ラインアップとして、光源色の青色、赤色を12月から順次発売する。
標準価格は、青色2万9000円~、赤色2万7000円~。販売目標は年間2500台。
「OPFシリーズ」は、「狭指向角タイプ」と「拡散タイプ」から指向角を選択できるバックライト照明で、2014年2月に光源色「白色」を発売したが、「青色」「赤色」を追加することで、計48機種の豊富なラインアップから最適な照明を選択できるようになる。
「狭指向角タイプ」は、拡散板上に独自のプリズムシートを搭載することで、LC(ライトコントロール)フィルム装着時相当の狭指向角(半値角〓〓17度)を実現している。光の回り込みが発生する光沢円筒ワークなどにおいても鮮明に輪郭の抽出が可能。しかも、光を前方に集光することで従来比約4倍、LCフィルム装着時約8倍の明るさを実現している。
「拡散タイプ」は、従来比2・5倍の明るさと高均一性を実現。高均一な拡散光は散乱ワークを透過しやすく、白濁樹脂ワークなどにおいて異物の影を浮かび上がらせることができる。
さらに、「OPFシリーズ」は、独自のセンシング機能で明るさを自動管理し、最大輝度を5万時間にわたり一定に保つことができるため、運用時の保守コストの削減にも貢献する。
各色の特徴としては、波長の短い青色は散乱率が高いため、ワーク上の微細なキズ、汚れなどのコントラストをはっきりできる。波長の長い赤色は透過率が高いため、透過率の違いによるワークの重なり検出や色付き容器の内部の透過検査などに最適。