日本モレックス(神奈川県大和市深見東1―5―4、TEL046―261―4500、梶純一社長)は、嵌合ヘッダーが不要で部品点数の削減と組み立て時間の低減が可能な3・96ミリピッチ「EdgeMate電線対エッジカード電源コネクター」=写真=を発売した。
新製品は、UL94V―2規格の燃焼性要件を満たし、最大7・0Aまでの電源用途に対応している。また、ポジティブロック有りハウジングバージョンは2~12極、またロック無しハウジングバージョンは3~12極がそろっており、さらにコネクターシリーズは分岐(2点接触式)圧着端子を備え、2次的なルートを確保することで電気的信頼性を高めている。
端子には18~20AWGゲージワイヤが使用可能で、家電、産業および照明製造において、部品点数の削減、トータルコストの低減を図れる。
そのほか、複数の組み立て工程が不要な基板に直接取り付けることで組み立て工程を簡素化できる、ポジティブロックは、基板に噛み込むことで高衝撃や振動環境下においても端子とカード間の確実な嵌合が可能―などの特徴を有している。