デジタル(大阪市中央区北浜4―4―9、TEL06―6208―3133、安村義彦社長)は、φ22ミリの丸穴に取り付け可能なプログラマブル表示器「GP4000Mシリーズ」=写真=のラインアップを追加し、昨年12月16日から受注開始した。価格は4万9000円から(分離ケーブル別)。
新製品は新たに表示部と本体の分離設置に対応し、操作盤の省スペース化を実現する。
GP4000Mシリーズは、盤加工の工数を飛躍的に削減できるため、新規制御盤の設計時はもちろん、既設制御盤を改造する際などに非常にメリットがある。従来は表示器を装置に設置するためには、レーザー加工などで製品の取り付けサイズに合わせた四角穴を開ける必要があり、専用の装置や技術がないと加工が困難で、設置されている制御盤に対して現地で加工することは難易度が高かった。
GP4000Mシリーズでは、スイッチ・ランプなどの取り付けで一般的なφ22ミリ丸穴への取り付けに対応しているため、現場にある工具で容易に操作盤に取り付けができる。
今回、新たに分離接続ケーブルに対応することで、「操作盤に表示部」「制御盤に本体」と、分離しての設置が可能になった。包装、食品加工や搬送での小型・単動機の装置に対して、操作盤を小型・薄型にすることで、より表示や操作に適した場所に操作盤を設置したい、というニーズに応えるため開発された。
機種は、画面サイズで5・7型と3・5型があり、シリアル、イーサネット、USB(ホスト、デバイス)のインターフェイスを搭載している。
さらにCE、ULなどの各種海外規格にも対応している。