ロームグループのラピスセミコンダクタは、モーターやコンプレッサ、ヒーターなどノイズを発生する部品を搭載する家電、産業機器向けに、ノイズ/高温環境に強い16ビットローパワーマイコンML620100シリーズの「ML620150ファミリ」を開発し、3月から量産出荷を開始する。
サンプル価格は100円から。月産15万個を計画している。
新製品は、低消費電力設計技術に加え、独自のノイズ耐性回路により国際規格「IEC61000―4―2」のノイズテストで最高レベルを達成しており、マイコン自体がノイズに強いため、余分なノイズ対策が不要。
また、動作温度範囲もマイナス40℃~プラス105℃と幅広くカバーしており、高温環境下でも安心して使える。
さらに、4chの16ビットPWM(パルス幅変調)出力で、パワー半導体のIGBTを制御できるため、大電力を必要とする炊飯器やホームベーカリー、IHヒーターなどにも最適となっている。