コンピュータ技術をベースに「新しい価値を創造する」ことで幅広い領域で事業展開している。
受託開発関連では、生産設備向けシステムが旺盛な設備投資から大変忙しい状況が続いている。特に、海外向け設備はグローバル戦略に即した人員対応が必要なため取り組みを強めている。
ラックなどの筐体事業は、単品からトータルソリューションとして、シールド性、耐振性、熱監視、施錠など総合的なシステムとして提案していく必要性が求められてきており、こうした技術を社内に有している当社にとって、大きなチャンスである。
2013年に、営業センター内のショールームのリニューアルを記念して開いたプライベート展を昨年も10月に開催したが、大変好評を得ている。お客様が当社のためにわざわざ来ていただけるとともに、来場者の半分は既存客の他部門の方などで、新しい顧客開拓につながる非常に内容の濃い展示会となっている。今年も引き続き開催して、当社のマイクロエレクトロニクス技術を色々な領域に広げることで新しい商談の機会を作っていきたい。
プライベート展で披露した新型カードリーダや、カラーコードソリューションも今下期から販売を開始している。また、医療用のカートやアームも好調に売り上げが伸びている。病院などの使用環境にマッチしたデザイン性と堅牢性、衛生面に配慮した材質、使いやすい設計などが評価され、強い競争力を発揮している。これらの新製品に加え、ハンディ型ミリ波パッシブ装置や高周波広帯域アンプ、920M〓トランシーバモジュールなどの新技術の開発状況もプライベート展で披露したが、来期ぐらいから具体的な案件が出てきそうだ。
今後もお客様の動向から将来の技術を見つけ出し、それを支えるバックボーン技術を長い目で見ながら育てていきたい。